パッシブハウスが「⾼性能な家」を
叶える4つのポイント
なぜ、⽇本の家が冬は寒く、夏は暑いのか。
それは冬は室内の熱が逃げ、夏は外の熱気が⼊る…そんな「燃費の悪い家」だからです。
家の熱が逃げてしまう⼀番の原因は「窓」だと⾔われています。
⽇本では窓の断熱性能に義務基準はありませんが、お隣の中国や先進国では熱を逃さないようしっかりとした基準があります。実は⽇本は、世界的にかなり遅れをとっているのです。
パッシブハウスは、2重・3重の⾼性能な窓や、太陽の⼊る⾓度まで計算した庇を⽤います。
冬は窓からの太陽光が暖房代わりになり、庇などで日射を遮ります。
⾃然の⼒を利⽤しながら、快適を逃さない空間を実感できます。
家の燃費が悪いままなのに、設備を増やしたりリフォームをしても正直意味がありません。
設備ではなく”家そのもの”の性能を⾼めなければ、快適な空間は⼿に⼊らないのです。
設備はいつかダメになりますが、ちゃんと建てた家は100年持ちます。
床・壁・天井も⾼断熱・⾼気密な造りは、徹底的に熱を逃さないので、冷暖房がほとんどいらない⼼地よい家となります。さらには結露も出にくくなるメリットも。
つまり、毎⽉の光熱費の節約にもなり、結露によるカビ対策のコストも削減されます。
パッシブハウスは⻑い⽬で⾒れば「コストパファーマンスの⾼い家」なんです。
環境意識の⾼いヨーロッパでは現在、燃費の悪い家は建てられなくなっています。
⽇本でも近い将来同じようになるでしょう。
しかし、ドイツ⽣まれのパッシブハウスとはいえ海外の真似をすればいい訳ではありません。
⽇本は湿気・⾼温多湿・乾燥など、季節によって気をつけるべき点があります。
同じ福島内でも⾵⼟が異なるので、その点も考慮しながら設計を考えなくてはなりません。
そのため、⾃然の⼒を利⽤した昔ながらの家づくりの技術も必要になります。
その⼟地の気候⾵⼟をうまく活⽤した施⼯こそ、パッシブハウスに必要な要素です。
パッシブハウスは燃費基準を満たせば、素材や間取りに決まりはありません。
とはいえ、基準を満たすためには⾃然の⼒を利⽤する知識やアイディアが必要になります。
それだけでなく、アイディアを可能にする豊富な経験と技術も重要です。
勿論、せっかくのマイホームですからデザインだってこだわりたいでしょう。
福島市で初めてパッシブハウスの認定を受けた住宅を建てたのは菊田⼯務店です。
パッシブハウスを叶える技術と、時代を先駆けするデザイン⼒。
この両⽅を持ち合わせているのは私たちの強みです。
本当に性能の良い家をつくりたい。
そのこだわりを持つ菊⽥⼯務店だからこそ、パッシブハウスを建てられるのです。
「本当に良い家ってなんだろう?」
震災後、家や⽣活の概念が変わっていく中、
私たちは何度もこの問いの答えを探していました。
そんな時、偶然パッシブハウスのことを知りました。
⼤雪の中、パッシブハウスレベルの家を実際に⾒学した時のことを今でも覚えています。
外はあんなに雪が積もっているのに、家の中は暖かい。
それまで何⼗年と家を造っていた私たちでさえ「こんな家があるのか」と驚くほどでした。
家で「感動」した初めての瞬間でした。
それから厳しい基準が設けられているパッシブハウスに挑戦し、2020年、福島市で初めて自社物件がパッシブハウスの認定になりました。
私たちがパッシブハウスにこだわる理由。
あの「感動」を福島の⼈にも感じてほしい。
そんな思いで私たちは1棟1棟丁寧に作り上げていきます。